出版社:NHK出版 ケヴィン・ケリー(著)服部桂(訳)
発行:2016年07月
雑誌「WIRED」の初代編集長であり、永きにわたりテクノロジー界の変遷を見つめてきた著者が、今後30年間に起こるプロダクトやサービスのトレンドを示している。デジタル化したテクノロジーが持つ本質的な力の起こす変化を“不可避なもの”として、BECOMING(なっていく)、COGNIFYING(認知化していく)、FLOWING(流れていく)など12の動詞(現在進行形)に分類する。AI、仮想現実、シェアリングなど、今、目の前で起こる変化も、これらのトレンドと深く、複雑に関わっていることを明らかにする。テクノロジーによって生み出されるモノやサービスは、悪い面ばかりが目立つこともあるが、注視して警戒しながら、上手く取り込み協働することがリターンを得る秘訣と、自分たちが常に変化することの重要性をも説く。
事業開発部次長 平田エマ
表紙はNHK出版サイトから引用