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なぜ働いていると本が読めなくなるのか

2024.10.8

出版社:集英社 著者:三宅香帆

発行:2024年04月

大学院在学中に著作家としてデビューした無類の本好きの著者が、読書人の悩みに一つの回答を示唆する本。日本人の「仕事と読書」の関係の変遷を丁寧に解き明かし、仕事に追われるあまり、仕事以外の文脈-ノイズが介在する「読書」という行為を避けてしまう仮説を提示する。働きながら本を読める社会をつくるために、全身全霊ではなく「半身」で働く生き方を提案する。今年、福岡市や熊本市の市街地で老舗書店がなくなるニュースが続いた。いまこそ、敢えて「ノイズ」を求めて、書店に出かけてみては如何だろう。

BIZCOLI 近藤孝子

表紙は集英社サイトから引用

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