出版社:小さい書房 林木林作・庄野ナホコ絵
発行:2014年11月
山口祥義佐賀県知事が読書週間に合わせ、佐賀市の佐賀県立図書館「親子のコーナー」にて直筆のメッセージを添えて推薦した一冊。人から聞いた話を「~らしいよ」と広めたり、隙間時間に見たツイッターをリツイートしたりと、流れてくる情報が信用に足る情報なのかを深く考えずに行動した事はないだろうか。「~らしい」話がいつしか本当にあった事となり、現実が思いがけない方向に向かう-そこに悪意はないにせよ、帯に書かれた「考えない、行動しない、という罪」は誰もが陥りやすい罠のようにも思える。小学校高学年向けの絵本として推薦されていたが、情報社会に生きる大人にこそ手に取ってほしい一冊。
BIZCOLI 近藤孝子
表紙は小さい書房サイトから引用
参考資料:朝日新聞2019年11月8日朝刊「青鉛筆」