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平成都市計画史 

2021.3.15

出版社:花伝社  著者:饗庭伸

発行:2021年2月

本書は、平成期の30年間の都市計画の移り変わりをまとめている。バブル経済とその崩壊、平成不況、人口減少、気象変動や自然災害など取り巻く環境が大きく変化し、それに合わせて都市計画も移り変わっている。住宅、景観、災害、土地利用などテーマ毎に都市計画の変遷についても触れられている。

印象に残ったのは、災害の都市計画である。平成の半ば過ぎから人口減少に転じたこともあり、災害発生から復興に至る法や制度の再統合にあたって、人口減少社会に対応した都市計画の手法が未完成とある。近年、自然災害はその規模が大型化の一途を辿っている。防災、減災だけでなく、居住エリアの再定義の必要性も感じた。

事業開発部次長 平田エマ
表紙は花伝社サイトから引用

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