九州国立博物館特別展応援セミナーを下記の通り開催致します。
1940年、フランス南西部の田舎町で、4人の少年たちが穴に落ちた犬を追って石灰岩の洞窟にもぐりこみました。そこで彼らが見たのは、600頭もの動物群像を描いた彩色壁画でした。その壁画は、後に「先史時代のシスティーナ(礼拝堂の壁画)」と激賞されるような見事な出来栄えでした。それを描いたのは2万年前に生きたクロマニョン人たちで、考古学者からは「人類初の芸術家」の名が与えられました。
本展では、科学技術を駆使して会場にラスコー洞窟を再現し、また最先端の研究にもとづいて、クロマニョン人の家族を再現しています。世界遺産ラスコー洞窟壁画の意義や、ここでしか聞けない展覧会の裏話など、本展をもっともっと楽しむための講座です。