製造業における有効求人倍率が2倍を超えた国内の逼迫した雇用市場の中、外国人技能実習制度や見切り発車された特定技能VISAを利用した労働力の確保が避けては通れない状況となっています。
一方、国を跨いだ人材活用は、コンプライアンス順守・RBAといった観点において、一般に考えられる以上に実は多くのリスクが潜んでおります。たった一つのコンプライアンス問題が、世界的大企業をも簡単に窮地に追いやってしまう現代において、外国人技能実習制度の担い手は、非営利団体や海外の中小企業に委ねられており、社会的責任を有する大企業は、リスクを把握しないまま、或いは目をつぶりつつ、制度導入しているのが現状ではないでしょうか。
そこで今回のセミナーでは、現状の外国人技能実習制度及び特定技能VISAにおいて、リスクマネジメントの観点から、現実にどのようなことを想定しなければならないのか、また、諸リスクに対して、どのような対処をすべきであるのか、といった課題を実際に活動を通して得た経験を共有することによって、ご理解いただくことを目的としております。