仙厓義梵(一七五〇~一八三七)は、生れは美濃国(岐阜県)ですが、四十歳の時に日本最初の禅寺である聖福寺の住職となり、八十八歳で遷化するまで、「博多の仙厓さん」として武士や庶民から尊敬され、慕われたお坊さんです。数々の逸話とともに、沢山の作品が残されていますので、美術館や画集などでご覧になった方も多いと思います。仙厓さんの禅画には、どんな教えが説かれているのか、画や書を観て、思わず考え込んだ人は多いのではないでしょうか。
今回の九経調文化セミナーでは、福岡市美術館館長の中山喜一朗氏に、仙厓さんの禅画の魅力についてご講演いただきます。