日本はすでに⼈⼝減少時代に突⼊しています。移住促進やふるさと納税といった地⽅創⽣は、⼈⼝や税収を地域間で奪い合うマイナスサムゲームに陥りかねません。大切なことは、パイそのものを⼤きくすること、つまり、各地域が自ら新しい価値の創造に主体的に取り組むことです。
そして、付加価値⼒向上の基礎はイノベーション(⾰新)とクリエーション(創造)、すなわち「変化への対応と変化の創造」にあります。2000年には世界第2位であった⽇本の1⼈あたり名⽬GDPは、2018年には世界第26位にまで下落しました。付加価値⼒の向上は、地⽅だけの課題ではなく、東京などの⼤都市圏をも含む⽇本全体の課題となっています。
本セミナーでは、本年2⽉に『地域産業のイノベーションシステム』を上梓された⼭﨑朗⽒をお招きして、「地域(リージョン)」の視点から、イノベーションとクリエーションによる持続的発展を実現するための課題と戦略についてお話しいただきます。