第7回九州産業大学×BIZCOLIコラボセミナーでは、総合大学の強みを活かし、各研究分野からポストコロナ時代を見据えた対応策の提案について、ご紹介します。
世界中が新型コロナウイルスの猛威に直面しており、社会・経済活動に与える影響は多大なものとなっています。しかしながら、社会経済活動を再活性化するためには、そこで生まれた新たな価値・課題へ向けたアプローチが重要となっています。
第1部は、水産業と観光の連携による地域振興について、コロナ禍の事例を中心にご紹介します。
第2部は、コロナは人々のメンタルヘルスにも影響しています。そこで、学生が相互に支援できるピア・サポートにフォーカスし、臨床心理学科とデザイン学科のコラボレーションで支援過程を構造化・視覚化したツールを開発しました。学生主導で進めた開発過程と活用法をお話します。
内容
第1部 「水産業と観光の連携による地域振興~コロナ禍の事例を中心に~」
講 師:行平 真也 氏(九州産業大学 地域共創学部地域づくり学科 講師)
地域には美味しい魚がたくさんあり、それを活かした地域振興の取り組みが各地で行われています。コロナ禍においては、観光業や飲食業が大変厳しい状況に置かれており、それらに関連する産業である水産業も同じく厳しい状況です。
このような中ですが、2020年度に大分県津久見市で行われた津久見モイカフェスタでは、売り上げが前年度を上回りました。お客様からのアンケート調査結果を基にした広報戦略が功を奏した結果だと考えられます。また、コロナ後を見据えて、今から水産業と観光の連携を改めて考えていこうとする地域もあります。
本セミナーでは水産業と観光の連携について大分県の県南地域の事例を紹介させて頂きます。「コロナ禍ではなかなか移動が出来ないから、スーパーで大分県産の魚を購入して家で食べよう」、「コロナが収束したら大分県に観光に行って美味しい魚を食べよう」、そう皆様に思っていただけると幸いです。
第2部 「コロナ禍のピア・サポート~学生のメンタルヘルスへのアプローチ」
講 師:真島 猛 氏 (九州産業大学 芸術学部ビジュアルデザイン学科 教授)
窪田 由紀 氏(九州産業大学 人間科学部臨床心理学科 教授)
ピア・サポートとは、文字通りピア(仲間)を支援する活動です。身近なところで支援が受けられるという支援を受ける側の利点、コミュニケーションスキルや自己効力感の向上に繋がるという支援を提供する側の利点が期待されています。しかしながら、十分な研修・訓練なしの取組みで、不適切な支援による双方の傷つきや負担に繋がる危険性も指摘されています。
本プロジェクトでは、新型コロナ禍において安全かつ有効にピア・サポートによる学生支援を展開するために、臨床心理学科とデザイン学科のコラボレーションによって、支援過程を構造化し,視覚化したツールの開発を試みました。本ツールの活用によって、学生相互の交流が促進されて新型コロナ禍における孤立感の解消に繋がることや、多くの学生が支援を提供する側としてピア・サポートの輪を広げていく可能性を期待しています。
本セミナーでは、学生主導で進めた開発過程を含めてお話します。
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